ジャマール・ソープ~愛すべき移籍王~

こんばんは!この記事は

川崎ブレイブサンダース Advent Calendar 2020 - Adventar 第8日目に寄稿するものです。(遅くなってすみません...)

昨日はAyakoさんの

妹より ライトな遠方在住ファンの想い | AWのブログ 

でした!私も東芝時代からの皆様からすれば相当なライトファンですが、やはりライトファンの方の目線とは変わってきている部分もあり、面白いなーと思いながら読ませていただきました。

 

さて、今回のテーマはズバリ!

ジャマール・ソープ選手です。

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今までのブログは割と「イイハナシダナー」風に力の入ったものに(書くうちに)なってたのですが、今回は小ネタ集的に楽しんでいただければ幸いです。(ちょろっとツイッターで読んだ内容も多々あるかと思いますが)

 

JTとの出会い

2020年1月。天皇杯を控えたブレサンファミリーはひそかに悲しみに打ち震えていました。

明るいキャラクター、神出鬼没のスティールでとどろきを沸かせたマティアス・カルファニが、12月の名古屋戦で重傷を負い、19-20シーズンの出場が絶望的な状態に陥ったためです。

リハビリへ帰国したマティ。埋めがたい穴。失ったものへの悲しみ、続くシーズンへの不安を抱えていた2020年1月のサンダースに、一人の救世主が現れました。

kawasaki-bravethunders.com

それこそがジャマール・ソープ。人呼んでJT.

外国籍選手の重要性が高いBリーグにおいて、負傷者が出たときにスポットで外国籍選手と短期契約を結ぶことは珍しくありません。

...しかし、この男の真価は、「あまりにも多くのチームに必要とされてきた」というところにあるのです。

ブレサン加入時点でのJTの経歴(初来日以降)は以下の通り。

リンク栃木ブレックス
レバンガ北海道
Basket Esch(ルクセンブルク)
レバンガ北海道
サンロッカーズ渋谷
岩手ビッグブルズ
大阪エヴェッサ
バンビシャス奈良
アースフレンズ東京Z
東京八王子ビートレインズ
熊本ヴォルターズ

ルクセンブルクという気になりすぎる文字列は置いておいたとしても、

この分量。

なんと川崎が日本で10チーム目の所属です。

よく「所属を順番に言える人などいない」と言われる元NPBホセ・フェルナンデスですら4球団。

NBAを代表するジャーニーマンで川崎にも所属したルー・アマンドソンも14シーズンで10球団の所属。

しかしJTは当時日本6シーズン目にして10球団目というハイペース...

これほど数奇な運命を辿る選手はそういるものではありません。

 

さらに驚くべきは、このあと川崎を対談してから、一年足らずの間にさらに所属チームが3チーム増えていることです()

 勇み足でさも偉業のように書きましたが、

JTにとって1シーズンで3チームに所属することは3年連続3回目でした。

本当にありがとうございました。

というわけで、先ほどの10球団に加え、7シーズンで13ものチームに、しかも序盤の北海道以外はすべてダブりなしで在籍しているJTは、ある意味で「もっともBリーグを知り尽くした男」「Bリーグの功労者」と言えるのではないでしょうか。

 

萌え記録は多々あり、「B2B3入れ替え戦天皇杯決勝を両方経験した唯一の選手」「八王子→熊本→川崎とわずか一年足らずの間に3カテゴリーに所属」

 などなど枚挙にいとまを挙げません。

このさすらいの勇者は短期契約でさっそうと現れ、いつの間にか移籍している、Bリーグみんなのヒーローなのです。

そんなJTの小ネタを3つほど挙げてみます。

◆小ネタ①JTと3度出会った男

これだけ多くのチームを渡り歩いているJTですが、2シーズン以上を共にした選手となると2季在籍した北海道で時間を共にした選手以外ではかなり限られてきます。

 

しかし、なんとその2をさらに上回る3季を共にした選手がいます。

その男こそ我らが熊谷尚也!!

 

昨年の川崎、18-19の大阪...そして最初は14-15のリンク栃木まで遡るのです。

さらに驚くべきは、3回ともJTが短期契約であること。

「はじめまして、クマさん」

「よっ、また会ったな」

「...またかw」

となったかは知りませんが、貴重なJTフリークと言えるのではないでしょうか。

 

◆小ネタ②JTの「経県値

経県値」という概念をご存じでしょうか?

uub.jp

旅行好きの間で愛される、都道府県の経験を数値化する遊びです。

いろんなチームに所属し、遠征しているJTなら結構な値ではないか?

とみてみた結果がこちら。

 

居住の多いこと多いこと。

「群馬では出場してないが帯同しているはず」「広島、茨城にも行ってる」

等アドバイスをいただいた修正版がこちらです。

 岩手時代に東北を制覇していたり、すんでのところで浜松に行けていなかったり...

あ、これはBリーグの公式とバスナビさんを見て手集計したので、追加等あればぜひ教えてください!

JTに、土地のおいしいものとか教えてほしい。多分知ってる。

◆小ネタ③JTの必要とされる所以

 JTは、はっきり言って派手な選手ではありません。スタッツも、目の覚めるようなものではない。

...しかし、川崎時代でいえば、このプレーはJTのすばらしさを凝縮したプレーと言えるのではないでしょうか。

 

加入後わずかな時間で見事なコンビプレー。

わずかな出場時間で確実に仕事をこなす男。

感動的なプレーの多かった昨季の天皇杯でも、特に印象に残っているプレーです。

今季の3チーム目、福岡でも相変わらず加入即スコアリーダーになるなど、そのすさまじい順応性は唯一無二なのです。

 

◆ちょっとしたお願い

...と、小ネタ(データ)的なものをまとめてみましたが、正直これは調べようと思えばみんな調べれるわけです。

せっかくうちのチームに所属してくれた選手のこと、もっともっと知りたいなー、知らない間に去ってしまった....

というJTフレンズの13球団ファンの皆さんは多いのではないでしょうか?

逆に「移籍だけがJTじゃない!こんな素敵な男なんだ!」と声高に主張したいファンの皆様もいるのではないでしょうか。

あいにく、僕が「川崎のJT」を見ることができたのはたったの2試合でした。

かくいう私ももっともっとJTのことを知りたいなーと思っています。

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生で見た、数少ない"川崎のソープ"の写真

そこで、JTにまつわるエピソード、マニアックなデータ、素敵なお写真などなど!

JTのことを、ハッシュタグ「#みんなのJT」をつけてツイートしていただけるととてもうれしいです!

13球団、たとえ在籍がわずかな期間だったとしても、心に残るJTがそこにいたはず。

ぜひとも、Bリーグが誇る「みんなのJT」のすばらしさを教えていただけませんか???

 

これだけ多くのチームに所属し、日本のバスケに貢献してくれているJT

その素晴らしさを、ぜひBリーグみんなで語り継いで行けたら幸せです。

 

さて、明日は193さんの「私と川崎を結ぶ100年の赤い糸」

タイトルだけでも、とても楽しみですね!読ませていただくのが、今から待ち遠しいです。